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「あ」から「ん」まで。

言いたかった事、全部言う!

歌舞伎町の門をたたいたら…②

工場を辞めたその日に歌舞伎町へ行き、その次の日面接を受け、その次勤務開始!

スーツで仕事するってなんか違和感だったけど、なんか嬉しかった。

ほんとは高校でたら営業マンになりたかったけど高校の求人は工場やトラックドライバーやスーパーの店員など、まぁはっきり言えば年とっても全然できる仕事だけだった。

 

 

本題へ。まずは業務内容とか給料。

俺がいた店は19時から1時までで、17時出勤の3時あがり。約10時間稼働だった。

未経験だからアルバイト扱い。時給950円。

採用期間3ヶ月の後、時給1050円。

残業代とか手当とか、もちろん福利厚生とか言ったら殺害されるだろう。

 

風営法の関係で0時以降は営業したらダメなんだけどお構い無し。なんなら終末は3時まで。

そんな店での勤務初日。

 

まず店の掃除をする→

その間に烏龍茶と緑茶(客用)を作る→

酒とか果物とかお菓子とかの個数チェック→

おしぼりを巻く→

スタッフや女の子の夕飯の出前の注文をするor買いに行く(パシられる)→

看板の電気つけて開店用意。

 

正直2時間では無理だ。

女の子の言うことは絶対だからいくら仕事が残ってようが頼まれた飯は1時間かけてでもパシっていかなければならない。

初日からいきなり仕事を余してパシりに行ったため、他の先輩従業員にやってもらってた。

 

ちなみに店の従業員は、N店長、S君、Hさん、ノリさん、まっちゃん。

女の子はたぶんマックス40人くらい。

系列店がキャバクラ3店舗とおっパブ1店舗。

 

N店長とHさん以外はみんないい人。

Hさんは初日から俺の事が気に食わなかったらしく、おしぼりがキレイに巻かれてないと毎度毎度やり直しさせられ、仕事中もめっちゃつっかかって来るどこにでもいるヤツ。

N店長は元ホスト、ナルシスト。口ぐせは

「世の中バカばっかり。」「眠っ!」「今日だーるっ!」

とか言いながら仕事ちゃんとする、"俺こう見えてONとOFFしっかりしてるだろ?"タイプ。

面接の時の電話はこの店長。

あとS支配人。たまにしか来ないらしい。

 

そんなメンバーでむかえた初日。

教育係はHさん。

「おい、ユウタ。これ終わりまで持て。」

灰皿を30個乗せたお盆を渡された。

かなり重い、しかも下ろしたらダメ。

これを持ちながらホール内をまわり灰皿の吸い殻と新しい灰皿を交換。

しかも落としたら割れる灰皿なので弁償。

絶対に落とせない戦いがそこにあったから(笑)マジで必死に持ってたっけな。

腕がもげるかと思った。

これを1週間やらされ、次の1週間は水や烏龍茶や緑茶の入ったピッチャーをお盆いっぱいにもって減ってるテーブルに行き交換。

休憩は1度もなし。Hさんは相変わらず毎日つっかかって来る。

まぁ新人なんてこんなもんだよな。と思いながら勤務し続けて1ヵ月が経とうとしてた時だ。

 

N店長が「ゆーたー。だりーと思うけどー、カラオケルーム任したわー。」とか行ってきた。

カラオケルームはメインホールと違って洗い物、オーダー、時間延長の確認、客のエスコート、フード出し全部1人でやんなきゃいけない。

みんなこれが出来なくて飛んでいくと言う。

俺も最初はまわせなくてテンパりまくってた。

そして俺がまわんないでいるとHさんがヘルプに来て

「なんで店長もお前なんかのガキに任せるんだろうな」とか

「ここ1人で出来ないようじゃダメだな。辞めた方いいんじゃね?」とか1ヵ月間毎日言われ続けた。

 

前の工場は怒られる事もなくよくしてもらっておいて辞めた。

今回こそ辞めるに値するいじめられようだったけど何故か辞めようと1ミリも思わなかった。

たぶん、このクソHさんを見返したかったからかな?

2ヵ月も経つと営業の流れもちゃんと理解できて、仕事も普通に出来てた。

しかも仕事を覚えてわかった事があった。

実はHさんクソ仕事遅い(笑)

ある週末の忙しい時、俺がメインホールにいてHさんはカラオケルームを担当してた。

Hさんがインカムで「店長ヘルプ下さい!」って言ってきた。

店長が「ゆーた。だりーけどHのヘルプ頼むわー」

行ったら悲惨な状態だった。

Hさんの散らかしようが酷くて帰りの時間が遅くなった。

挙げ句、「なんで指示通りヘルプしねぇんだよ!」とか言って蹴られた。

むかついて俺は

「そもそも1人で出来ないなら辞めろとか俺に言っておいて何ヘルプ下さいとか言ってるんですか!だせえだろ!」って言ってしまった…

 

生きてて18年。

人に怒鳴ったことなんてなかった俺(笑)

めっちゃ手がブルって、ブルって、ブルって後悔した。

 

Hさんも何も言い返せず、無言で気まずいまま帰る事に。

 

次の日Hさんは飛んでいなくなった。

俺入って2ヵ月目の秋の頃だった。

 

続く。

 


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